20220109

2022年の本を読みかた

 ビジネス書を漁るように読むようになって数年が経ち、昨年はかなりの冊数を読みました。

ちょっと前まではビジネス本っていうと回路設計とかプログラミングなど仕事に直接関わる勉強に関するものが多かったけど、

 The Goal/エリヤフ・ゴールドラット

 ザ・ファシリテーター/森 時彦

 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか/山口周

 問いのデザイン/安斎 勇樹、塩瀬 隆之

 心理的安全性のつくりかた/石井 遼介

などを読むようになって、仕事のやり方、組織のあり方、そのために自分が何をしたいかを考えるようになっています。

これらの本は読むというより、付箋をつけたり、メモを取りながらさらっと読み通し、読了したら軽くまとめて、今の自分がすぐに使えるトピックだけをアウトプットしていく感じ。
読み流した部分もしばらくしたら思い出す場面が時々あるので、そろそろ使えるかな?と思ったら、また読み返したり。(大抵は図書館で借りるので、また借り直したり)
即実践に使えるのは10%くらいだけど、徐々に何かが自分の中に溜まっていく感じが楽しくて、どんどん色んな本を読んだり、Youtubeで本の解説を探しては(その方が情報が入りやすういので)見ています。

ただ、ビジネス本ばかり読んでいるのもなぁ〜 と今年は思い始めていたり。。

もともと小説を読むことは大好きで、小学生の頃から図書館にあるちょっと厚めの本(ルパン、歴史の人物本)や北杜夫さんの本を読んだり、中学生以降は、

 羊をめぐる冒険/村上春樹

 キッチン/よしもとばなな

 兎の眼/灰谷健次郎

 蛇を踏む/川上弘美

などなど、好きな作家さんが出来たり。

好きだった本に共通しているは、日常生活の中に小説の世界が入り込んでくる感じがすること。既視感がでるくらい、その物語を自分の身体に沁み渡らせる感じで読み耽っていました。

2022年は、これらのハイブリッドにしていこうかな。
ビジネス本に依すぎていた数年は、これからの時代、この考え方が正しい(らしい)とか、この本にこう書いてあった、というような話になりがちで、自分らしさが少し減っていた気がするので、そのためには小説や映画で物語で心を動かしながら、何かを感じたり、気持ちを動かすことをうまくやっていきたいなぁ。

そんな心の整理のために、久しぶりにブログを更新してみました〜

20170213

そろそろ替えどき?

 1年に一度くらい携帯電話の替えどきかも?と思うことがある。

 今回は、妻がiPhone 4Sから格安SIMのスマホに変えることを検討していたので、同じタイミングで僕も格安SIMにしようかと調べ始めたのがきっかけ。 ホワイトプランの定額での通話はLINE電話で代用。妻のデータ通信量からすると月々3GBの契約で十分。会社として安心で家族でデータシェアもできるIIJ、新興だが安定した通信量が魅力のmineo、もともとソフトバンクだったのだからワイモバ?どれにしても、現状それほどデータ通信をしない夫婦なので、妻のiPhoneを格安SIMにすることで月の固定費は下がりそうなので、
「今が替えどきだね。」と意見があった少し後に、妻からひとこと、

「ところで、あなたがガラケーから格安SIMにするメリットはある?」

・・・確認すること数分・・・


 僕にはメリットがありませんでした。
 そもそもガラケーを使っての通話のみでパケット通信もせず、メールはSMSを使っている僕の現行プランは、他のどのプランにも費用面で圧勝!特にその使い方で困っている訳でも無かったので、今回も替えどきにはならず。

 5年7ヶ月、使い続けいているガラケーをもうしばらく使うことになりそうです。

 ロードバイクに乗っている間ポケットに入れていてもあまり邪魔にならないし、急な電話で路上に落としても折りたたみの携帯は液晶を傷つけることなく、操作はタッチパネルでないので手袋をしたままでも操作OK!
 うん、確かに便利だ。

20170122

大きな鳥にさらわれないよう/川上弘美

一月某日

久しぶりに物語を読んだ。

川上さんの小説を初めて手に取ったのは代々木駅前の書店。芥川賞の帯がついて平積みされてい「蛇を踏む」の冒頭の2ページですっかりその世界の虜になってしまった。

朝日新聞で川上さんの連載「七夜物語」が決まり、その挿絵がこれまた大好きな酒井駒子さんになったのは本当に衝撃的で、新聞で毎日読みたい気持ちと、本になってからまとめて読みたい気持ちで葛藤した。そして結局、新聞の連載ではできるだけ文章を読まないようにして挿絵だけを日々楽むことにした。(妻は毎日新聞を切り抜いてスケッチブックに貼っていたけど。)

そんな最中に東日本大震災が起こり、新聞では毎日衝撃的な記事が報じられる中、七夜物語の連載は続き、「この状況で毎日想像力を働かせながら物語を書くのは、どれだけ大変なのだろう」と勝手に川上さんのことを思っていたのだが、その当時の想いとその後の世の中に対する想いを吐き出したような物語だった。

宗教や哲学や心理学でヒトは何を学んでどこに行こうとしているのだろう?地球上で最も優れている(と自分たちは考えている)人間の考える幸せな世界ってどんな世界だろう。

僕にできること。家族、親戚、友だちと幸せに暮らすこと、一生懸命働くこと、珈琲を焙煎したり淹れたりしながら、目の前にいるかたを少しでも幸せにすること。

20130217

南房総での出会い

 2月某日 晴れ。
 前日の夜に「暖かいところにドライブに行きたいね」とだけ何となく決め、横須賀、伊豆なども考えたのだけど、2人の故郷もあり何度も訪れている南房総方面に向かうことにした。いつもなら行く場所や店をしっかりと決める妻もなぜか今回は何も決めず昔買った南房総特集の雑誌を持って出発。
 これが運命の出会いの旅になるとは僕も妻も予想していなかった。

 3連休の中日なので多少の渋滞は予想していたものの、アクアラインへ続く道が京急川崎大師駅あたりから混雑してノロノロ運転になり、アクアライン入口までたどり着くのに1時間。羽田空港に降りる飛行機が数分おきに大きく見えるので、最初の頃は娘も嬉しそうだったけど、だんだん飽きてつまらなそうにしている。アクアラインも40km/hでしか流れなかったのでトンネルを抜けて東京湾の真ん中の橋に出た時は「やった〜」という気分になった。
 広い海を眺めながらカモメとの並走を楽しんだのも束の間、橋の終点(木更津金田出口)は新しく出来たアウトレットパークに向かうクルマで大渋滞、仕方なく館山道へ向かおうとしたところ木更津JCTで大渋滞。何度も来ている木更津だけど、こんなに混んでいるのは始めてのことなのでちょっと戸惑ってしまった。

 これ以上ノロノロ運転していたらドライブ気分を楽しめなくなってしまうので、とにかく空いている道を行こうと方向を変えて木更津東ICから410号で南房総に向かうことにした。
 410号は木更津駅から亀山ダムに続く久留里線(地元ではパー線と呼ぶ。何で「パー」なのかは調べてみてください)に沿って続く道、のどかな風景を眺めながら、すいすいとドライブを楽しむことができた。ただ、困った事にあまりにものどか過ぎて昼ご飯を食べる店すら見当たらない・・・ 

さらに途中で亀山ダム方面に向かう465号に道を間違ってしまいクルマの中も険悪ムード。
このまま40km先の千倉か鴨川まで休憩も無いのは辛いなぁと思っていたら、妻が長狭街道(34号)に入った金束(こづか)という地区で小さなマーケットが開催されているのを発見してくれた。そこまでなら半分の20km、何も無い田舎道が、また自然豊かな楽しい道に見えてきた。

そして着いたのが"awanova"
実はここに着く少し前に、妻が「出店している"藁珈琲洞"って知り合いじゃない?」と言われていた。
なんと、同じ教室で珈琲の焙煎や抽出を学んだ友人が珈琲を振る舞っていたのだ。5年以上ぶりに会える友人にドキドキしながら周囲を見回す。
そして久しぶりの再開!


イクちゃん(こちらでは、しげちゃんと呼ばれていた)は、ちょっとびっくりした顔をした後、昔と変わらない優しい表情で結婚して子どもが出来た事を話し、手挽きのミルで柔らかい味わいの珈琲を飲ませてくれました。

そしてこのマーケットが新月の日に開催されるので休日に当たることは少なく、普段は地元の方が中心に訪れるものなのだということも聞いた。

さまざまな偶然が重なって出会えたことにお互い驚き、住む場所が離れても、連絡を取りあうことをしなくても会うべき人とは会えるんだね、と笑い合った。

その後は、夏みかんを買ったり、水仙を楽しんだりして金束地区でゆっくり過ごした。

金束地区で最後に入ったのが
"Sugar Salt Cafe"。

 妻も娘もこのカフェに何か惹かれるものを感じたらしく、娘は先頭を切って店に飛び込んで行った。
 少し遅れて僕が店に入った時には娘は小さな子どもを連れたお客さんのテーブルで一緒に座って仲良く遊び始め、妻もそのお母さん、お店の奥さんと仲良くなって談笑。僕もマスターと意気投合して話し込んでしまった。
 このお店のコンセプトは「オトナもコドモものんびりくつろげるカフェ」。写真を撮るのも忘れ、千倉や鴨川に行く事もやめ、このお店でゆっくりとした時間を過ごさせてもらいました。
 南房総の海の幸、オーナーの地元宮崎の食材を使った料理はとても美味しいし、盛りつけが可愛かったり、メニューの名前がちょっと面白かったりすて娘もご機嫌でした。

毎年夏にはコヅカアートフェスティバルというイベントも開かれている金束地区。
木更津から金谷、富浦、館山、千倉、鴨川と海岸沿いを楽しむことが多かった南房総ですが、内陸部にも素敵なスポットが出来てきているようです。次はキャンプ道具を持って訪れたいな。

※金束地区でお店を探す時はこれが便利です。
 コヅカアートフェスティバル オープンアトリエマップ

「賽の神どんど焼き」2013

 1月某日。「賽の神どんど焼き」は毎年楽しみにしているイベントのひとつで、自宅の土間にはどんど焼きでダンゴを焼くための三つ又の枝がずっと置いてある。
 僕が小学生の頃に住んでいた地域でもどんど焼きの行事はあったが、数人が囲む小さな焚き火サイズだったので、いつも遊んでいる公園に数メートルもある竹を使って組み上げられたやぐらを始めて見た時は驚いた。
 やぐらへの点火は、年男、年女の小学生が火きり棒を使って熾した火で行われる。そして竹、木、藁などで組んだ小屋(どんどや、やぐら)と一緒に正月飾りや書き初めを燃やして無病息災を祈り、三つ又の先に差したダンゴを焼き、御神酒を飲みながら楽しむ。

 実は上の写真は昨年のもの。今年のやぐらは開催日の数日前に深夜に原因不明の出火によって燃えてしまった。出火は夜23時くらいで我が家の玄関まで煙の臭いが届いた。公園では3〜4台の消防車が公園を取り囲み、消防士の方が現場検証を行っていた。
 さらに予定していたどんど焼き当日は大雪だったので今年は中止と思っていたのだが、数日後に小さいながらもやぐらは再生し、どんど焼きは行われた。

 娘は自分で黄色いダルマをどこに置くかかなり悩み、火がついてからも燃えて行くダルマをじっと固まって見つめていた。何を思っていたのか聞いても教えてもらえなかったが、特に思いのあるものが燃えていく様子を見ると黙ってしまうのは大人も子どもも同じなのかなぁと考えてしまった。

 この地区の人は皆、自宅にMy三つ又を持っているようだ。お餅、ダンゴの他にも、マシュマロ、コッペパンなどいろいろなものが三つ又の枝の先につけて焼かれていた。
 僕は焚き火で温まりながらビールと御神酒を飲む。雪が残る景色を見ながら寒い空気の中で焚き火にあたって身体の表面を温め、お酒で身体の内側を温めるのは気持ち良いものだ。


20130131

自転車保険と安全走行について


サイクルスポーツ3月号/八重洲出版を買うと無料で「au自転車保険」に入れる。
ということで購入。さっそく申し込みました。

<補償内容>
個人賠償責任1億円
入院一時金(3日以上に入院の場合)3万円。

<補償期間>
3ヶ月(2013年4月1日〜6月30日)

という補償内容に不満は無いですが補償期間は少し短いなぁ。
あと、示談交渉サービスも無いので気をつけてください。(http://allabout.co.jp/gm/gc/8757/

こんな方にはお薦めかも。
 ・4月からロードバイクに乗って自転車通勤を始めてみたい
 ・保険に加入してちょっと安心した気持ちで車道デビューしてみたい
  (自転車は車両なので車道を走るが基本です)

僕も傷害保険は他にも入っているけど、事故を起こさないための対策をばっちりしておくのは基本。月に300km以上走っていて気をつけていることは以下の点です。

 ・左側通行は必ず守ること。
  バイクが右車線を逆走してくるのと変わらないです。
   http://www.teamkeepleft.net/

 ・手信号を使うこと。
  手信号を使わないのは方向指示器を出さないクルマと同じです。
  車もわかって減速(時には加速)して避けてくれます。
  (手信号を出している間は片手運転になるので気をつけてください)
   http://www.cb-asahi.co.jp/html/ride-hand.html

 ・ヘルメットを必ず被ること。
  安全面はもちろんあるけど、前後を走る車が自転車の僕を
  (バイク程度には)認めた走りをしてくれます。

 ・夜間はライトを付けること。
  前照灯はできるだけ明るいものを、後消灯は赤でできれば点滅するものを。
  明るければ明るいほど、車が遠い距離から大きく避けてくれます。

寒さもピークを迎えていますが、しっかりと防寒して毎日自転車に乗る生活を続けています。

20130119

自転車で逢阪峠へ

1月某日 晴れ


昨日は雪が積もるくらいの天気だったのに、今日は一転して冬晴れ。
予定していた京都北部のコースは雪が10cm積もったという情報があったので、コースを変えて距離は短くてもしっかりと坂道を楽しめる(?)逢阪峠に向かう。


本日の目的の1つ、「休憩無しで足も着かずに一気に登る」は、対向車が無かったことと、雪がほとんど溶けていたことで達成することができた。
息も絶え絶え、汗をたっぷりかき、1本目のボトルの水を飲み干しながら逢阪峠に到着。
残雪と落ち葉のコントラストがきれいです。

 本日の目的の2つ目は逢阪峠から京都・洛西 西国第二十番札所 善峯寺に抜ける道が地図上では存在するのだけど、自転車で通れるかを確認すること。
ここが通れないと高槻か亀岡に向かうことになり、自然道から外れて幹線道路(空気は不味いしクルマも多いのであまり走りたくない)を走ることになってしまう。
結果、写真のようにきちんと通れる道があった。
坂を登りきった開放感、きれいな空気、豊かな自然に囲まれた気持ちのよい道。
雪の翌日だったので実のなる木の周囲ではお腹を空かせたシジュウカラ、セキレイ、コゲラなどをたくさん見ることができました。
予想外だったのが下り道。ヘアピンとS字のすごい道。
あまりにも急でブレーキを一杯に引いて体重を目一杯後ろにしても加速していくので、登り坂では降りなかった自転車から下りでは降りて押すことに・・・
急な坂が一段落したところに現れたのは深紅の「善峯橋」。
僕の自転車(GIOS)のジオスブルーとの対比させてみた。
さらに坂を下っていったところで高さ3メートルの大きな木彫りの仏像が現れたら、そこがよしみね乃里。京漬物、京佃煮などはどれも美味しそう。巨大なケヤキの根のテーブルも気になる。

たっぷり汗をかいたので塩分補給に、茄子、胡瓜、瓜、生姜、茗荷、しその実を白しば漬風味にした「大原野」という漬け物を購入。漬け物とビール(今日はキリンラガーの予定)が今から楽しみだぁ。

坂を下りきって西山を振り返る。
写真の真ん中あたりが逢阪峠だと信じ手を合わせる。
坂を下りきったら、もう少しペダルをクルクル回したくなって大原野・大枝をうろうろ。
畑では菜の花が開花していた。春の菜の花とは違う力強さを感じた。

本日の夕飯は、白みそを使った牡蠣鍋。漬け物とキリンラガーと共に。

<本日のコース:ルートラボ>
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=e849d078a72ab61d530d8f76b1ec9db2

20130110

山中湖畔から臨む富士山とオリオン座



2013年の年明けは山中湖畔で迎えました。
目の前には冠雪した富士山が暗闇の中にぼんやりと見え、さらにその上にはオリオン座が輝いている光景はとても感動的。
肉眼ではぼんやりとしか見えないこの景色を、シャッターを15秒間解放して撮影したのが上の写真です。

海の神ポセイドンの子、オリオンの右肩(写真では左上)に輝く「ベテルギウス」、オリオンのベルト部分にある三ツ星を左に延長した先にあるオリオンの猟犬「おおいぬ座のシリウス」、オリオンの左肩と右肩のラインを左に延長した先にあるもう1匹の猟犬「こいぬ座のプロキオン」を結んだ『冬の大三角』は冬に見るととのできる7つの1等星のうちの3つ。残りの4つは、オリオン座のリゲル、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン・・・

2012年の金環日食をきっかけに僕も天文への興味が復活してきて毎日のように星空を眺めるようになりました。そもそも星空に興味を持ったのは小学生の頃に読んだ「星と星座全(オール)百科/コロタン文庫」。今また読み返してみたくなったのだけど、まだ実家に残っているかなぁ、星座早見盤もあるはずなので今度探してみようかな。

<撮影条件>
Canon PowerShot G12
6.1-30.5mm
ISO400 f/2.8 15.0

チェーンソーの目立て

チェーンソーの切れ味が悪くなってきたので、そろそろ目立てをしようと思う。

山梨スチールさんでチェーンソーを購入した際に、「丸ヤスリ付きやすりホルダー」の使い方も習ったのだけど、目立てをする前に復習。

以下のサイトが役に立ちました。

<出来杉計画>
http://www.deki-sugi.com/up/cat6948602/index.html
<省吾の自慰的ブログ>
http://iwasashougo.com/blg20090321_1.html
<チェンソー ソーチェン目立て実演>
http://www.youtube.com/watch?v=opKieZCu3V8
<薪ストーブ学校「安全な薪づくり編」第3部 チェンソーの目立て>
http://www.youtube.com/watch?v=6c0iql59uQg

20121217

カリンの蜂蜜漬けを作る

 先日サイクリングをしていたら、バス停の待合室の中に「よろしければお持ち帰り下さい」と捨て猫のように置かれていたカリンたち。少し形は悪いのかもしれないけどツヤツヤして奇麗だったので鞄に入れて持ち帰りました。
日が経つごとに香りが立ち、表面にも油も浮いてきて、とても美味しそうだけど、そのままでは固くて渋くて食べれないのです。


そこで喉の痛みや咳に効く「カリンの蜂蜜漬け」を作ることにしました。

実は半分に切って種を取り出し、さらに半分に切った果実はイチョウ切りにします。
イチョウ切りにしたカリンを蜂蜜に漬け、冷暗所に1〜2ヶ月おき、蜂蜜がとろとろになればできあがり。

種のエキスはかなり良いので後日ティーパックのようなものに入れて蜂蜜漬けの中に入れます。


最初のうちはカリンが蜂蜜に浮いてしまっているので、発酵しないように沈めてあげたり、スプーンで混ぜて全体の糖度を均一にしてあげたりすると良いようです。

早く飲みたいなぁ。

20121210

桜の木のオーナメントづくり

友人を呼んでのクリスマス会前夜、みんなに配る桜の木のオーナメント作りをしました。
桜の木の枝を丸鋸で切り、ドリルで穴を開けます。木屑を取って穴がきちんと開いているかを爪楊枝でチェック。
まだ、木が完全に乾いてなかったので薪ストーブの淵で乾かします。
オリーブオイルを温めたものを歯ブラシで塗って保湿してあげます。
紐を通すのが得意な娘。お父さんより速いのです。
どんど焼き用の枝が、こんなところで役に立ちました。 鉛筆やクレヨンで絵を描いて、X'masツリーに飾りましょう。 P.S. 少し厚めに切ったので、ちょっと重くなってしまったのが反省点。木の先端に飾ると枝がしなります。

20121202

薪づくりの道具たち


僕が薪づくりに使っている道具を紹介します。

■チェーンソー(MSE140C-BQ/スチール)
「電動チェーンソーなんて非力で使えない、エンジンチェーンソーが必要」なんて批評が多かったが、それは本格的に伐採をする人の話のようで1.4kWのパワーがあれば、僕が手で運べる大きさの丸太なら十分に切ることができた。
そして自宅の庭でチェーンソーを使うには騒音問題は避けられない。チェーンソーのエンジン音は暴走族並に大きいが、電動ならスクーター程度の音なので安心して使える。
購入にあたっては実物を触ってみてからにしたかったので、山梨スチール都留支店まで行った。そこで基本的な扱い方、刃の長さ、メンテナンスの方法まで丁寧に教えてもらうことができたので、安心して始めての器具を扱うことができたのは良かった。
チェーンソーで木を切った際に感じられるフィトンチット、この心を安らかにさせてくれる香りを嗅げるのがチェーンソーで木を切る際の楽しみだ。

■斧(ロング大型薪割り[品番:445]グレンスフォシュ・ブルークス

斧が短いと、失敗した時に薪割り台の手前をすり抜け足の甲に刺さる可能性があるので長い方が良いこと、薪は斧の重さで割るもので腕力で割るものは無いことから、友人の薦めもあって購入した。
薪に斧が食い込み、パカッ!と2つに薪が割れる瞬間は何度やっても気持ちが良いものである。
何度も使って行く中で、斧を遠心力で振り回すのでなく、重力に任せて真下に振り下ろすことができるようになった。真下をイメージすることで失敗しても斧の刃が遠心力で自分に向かってくることも無く、薪割り台に落ちるだけなので安全な作業にも繋がる。力も少なくて済むので長時間作業しても疲れが少ない。
経験でどんどん上手くなっていくことが実感できる作業なのでそれも嬉しい。

■鉈(近所のホームセンターで安かったもの)
細い薪や枝を割るなら近所のホームセンターの鉈で十分かと思い、安値で購入。
特に困ることもなく使えている。
焚き付け用に少し木を細くしたい時などは玄関土間で作業。
トントンパカッ!トントンパカッ!
と、リズム良く割れて行くので斧とは違った楽しみがある。



薪さえあれば、薪ストーブは電気もガスも必要とせずに燃え続けてくれる。
その薪づくりを辛い肉体労働と思うか、楽しい遊びだと思うかで薪ストーブの価値観が決まる。

世の中にはエアコンのスイッチをピッと入れるだけで、簡単に得られる快適さもあるけれど、冬に伐採された丸太を集め、春から夏にかけて薪にし、秋から冬に暖まるというある意味気が長くて面倒くさい作業で得られる快適さが僕は好きなようだ。

子どもとローテーブル作り


「ローテーブル、イス、小さな台を日曜大工で作成する」

というとお父さんの腕の見せ所とばかりに設計図をパソコンで作成して、寸法どおりの板をホームセンターで板をカットしてもらって、きちっと作れるのは理想のひとつ。専用のキットも販売していたりするので、それを買えばプラモデル感覚で日曜大工をすることもできます。

でも、たまには子どもと一緒に木工なんてどうでしょうか。


大切なのは、最初からきちっと設計しないこと。
きっちり設計しすぎてしまうと、子どものミスに寛容でいられなくなります。ミスをするのは当然のこと、それを許容できる適当に大きさで作り始め、最終的に切ってあわせればどうにかなるものです。

今回、子どもに手伝ってもらったのは木工ボンド、カンナがけ、ヤスリがけです。

子どもにとって木工用ボンドは、いつも使ってる透明な糊と違って白い色もついているので、どれだけ付けたか実感できて嬉しいようです。
真剣な顔つきで板の側面からはみ出ないように指で伸ばしていました。

次はミニカンナ。板を張り合わせた部分はかなりの段差ができているので、カンナで削ると気持ちよく木屑が出てきます。手前に引いて使うことを覚えれば力加減は意外に上手なものでした。

そして最後はヤスリがけ。ツルツルになった木の手触りが嬉しいようで何度も何度もゴシゴシしていました。


そしてお父さんは最後にノコギリで天板を四角にし(ここで寸法を決めます)、木ネジで足を止めるだけ。このテーブルを作って8ヶ月ほど経ちますが、足がガタつくことも天板が反ることもなく使えています。