20121202

食べられるドングリ(スダジイ)

ドングリとは、クヌギ・カシ・ナラ・カシワなどの果実の総称で、これらは全てブナ科になる。

漢字で書くと団栗。「団」には丸いという意味があるので「まるい栗」と言う話、「団子栗(だんごくり)」から団栗になってという話など諸説あるようだが、あまり丸くはないし、縄文時代から食べられていたことを考えると「団子栗」の方が僕のイメージにあっているかも。

では、その団子栗(だんごくり)ことドングリはそのまま食べられるのかというと、多くの方が知っているように渋み(タンニンやサポニン)が多くて食べられない。
そこで渋抜きが行われる。沸騰した湯で茹でた後、薄皮を剥くことで渋みが取れ、その後にクッキーなどにして食すのが一般的だ(どんぐりを食べること自体が一般的かどうかは置いておいて)。

でもそれは公園でよく見かけるシマ模様の帽子を被ったカシのドングリや、まん丸で愛嬌のある形のクヌギのドングリでのこと。
マテバシイやスダジイなどのドングリはそのまま食べることができるのだ。

写真の上がスダジイのドングリ。秋の里山散歩ではスダジイの気のあるポイントがいくつかあって、子どもも大人もそこで拾ったスダジイをそのまま殻を剥いて食べる。ほんのり甘くて美味しい。

フライパンで数分軽く煎ると、香ばしさとカリっとした食感が加わり更に美味しくなる。
長時間放っておくと固くなってしまうので煎ったらすぐに食べる必要があるが、コーヒーにもお酒にも一品として気に入っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿